D3テクスチャー®を提唱

原 雄司 Yuji Hara

株式会社ケイズデザインラボ 代表取締役
通信機メーカーにて試作職場、開発部門にてCAD導入担当などを経験
金型CAD/CAMソフトメーカーグラフィックプロダクツ社(現C&Gシステムズ社)に入社し、ユーザーサポート部門を経て、開発部門で主要ソフト開発マネージャーを担当
同社の社内ベンチャーとして株式会社リアルファクトリーを設立し、STLに対応した切削RP用CAMソフト「CraftMILL」をリリース。また、切削RPを提唱し普及に務める
株式会社ケイズデザインラボを設立
D3テクスチャー®を提唱し、その技術ブランドの普及と本格的なサービス事業を開始

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1985年
発端!加飾技術のデジタル化って可能?ケイズデザインラボ代表の原 雄司が社会人として最初に勤めたのが、大手の通信機メーカーの試作部門でした。そのときにメッキや塗装などの仕上げ加工を通じて、エッチング加工の外注を担当しているときに、その緻密で繊細な技術に興味を持ったのが最初のきっかけです。その後、メーカーのCAD推進部門に転籍し、社内の3Dデジタル化を進める一方で、シボ加工や、極めて有機的な製品表面などの仕上げ加工技術もデジタル化できないかと考えたのがD3テクスチャー®のアイデアの発端でした。
2000年
挑戦!STL切削対応のCAMを開発1999年にCAD/CAMソフト会社(旧グラフィックプロダクツ社;現C&Gシステムズ社)の子会社(旧リアルファクトリー社)を創業。翌年の2000年にCADデータとSTLデータ混在の3Dデータを扱える低価格な3DCAMソフト「CraftMILL」を開発し切削RP用CAMソフトとして市場に投入。様々な3Dデータの総合的な活用を推進してきました。また、同時期に、ボクセルデータとCADデータを混在で扱えるFreeFormや、ポリゴンデータをCADデータに変換するツールRapidformに興味を持ち、3DスキャンデータやCGデータなどを活用することを研究しはじめました。しかし、OSが32bitが主流のこの時代、大容量のSTLデータを取り扱うことが困難なため、特に、NCデータの生成に苦慮。「STLデータは精度が悪い」「大容量データを取り扱うことを現実的ではない」などの風評や意見が多い中、非常に苦労した時代でした。
2006年
没頭!アナログとデジタルの融合で実現できるはずケイズデザインラボを設立。FreeFormやRapidform、3Dスキャナー、3Dプリンタなども活用しながら、大容量STL切削用CAMソフト(STLCAMなど)の開発提案や運用技術開発を進めた結果、現在のD3テクスチャー®技術を確立していきました。この当時、たくさんの金型業者様、試作業者様、またCAMソフト開発会社様などのご協力を得ながら、技術的な課題を地道に解決。また、このころから、OSの64bit化の普及が大きな追い風となり、大容量のSTLデータを扱うための環境が整ってきました。同時に、意匠だけではなく、触感など感性も考慮したテクスチャーデザイン開発など、プロダクトデザイナーやテキスタイルデザイナー、大学研究機関との共同研究で、多くのノウハウと情報を蓄積できたことも、大きな進歩の要因となりました。
2012年~
実践!当社の中核事業としてD3テクスチャー®サービスを開始D3テクスチャー®の本格的なデザイン受託を開始。さらに、D3テクスチャー®を導入したいお客様へのシステム販売と導入支援も実施。D3テクスチャー®アライアンスを発足し、品質と技術のさらなる向上に努めています。